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MyDoom、Bagle対NetSky --作者同士がウイルスコードで「罵り合い」[CNET]

MyDoomとBagleの作者らが、NetSky作者との間で、それぞれのウイルスのコードに埋め込んだテキストを使って、互いを侮辱し合っているのをセキュリティ専門家が発見したとのこと。

Bagle.Jのコードのなかには「NetSkyに言っておく。邪魔するとタダでは済まないぞ」という一文が含まれており、同日リリースされたMyDoom.Gにも、「NetSkyの作者に告ぐ。小生の愚見では、スカイネットは分散型PtoPニューラルネットである。P2PはSinitとSlapperしかない。これらをスカイネットと呼ぶのは構わないが、君のは違う」というNetSky作者へのメッセージが含まれていたとのこと。これに応えてNetSkyの最新の亜種であるFには「Skynet AntiVirus - Bagleよ、吠えるな負け犬」というメッセージが含まれていたそうです。

Graham Cluley氏によれば「NetSkyの作者だけがマスコミの見出しをにぎわせ、大きな注目を集めていることに、Bagleの作者が憤慨している。どのコミュニティでも同じだが、このウイルス作者たちも政治家のようにお互いに対抗し合っている。しかし、彼らの争いの場はユーザーのデスクトップであり、ユーザーの電子メールシステムなのだ。」とのこと。

Cluley氏の言うように、ネット上においてこの罵り合いは非常に迷惑な話ですな(´ー`;)これがさらに白熱して第二第三の脅威になるネットワークウィルスが登場する可能性もあるわけですし。ただ、こうやって大量に新しいウィルスをリリースすることで発信元を特定できるかもしれないですね。いや、知りませんけど。そういう意味ではこれからはおとり捜査としてMSあたりがウィルス発信してくるようなこともあるかもしれません。迷惑な話ですが。とにかくウィルスの世界もなかなか複雑のようです。